波のよう

SUPER EGG MACHINE 波のよう歌詞
1.波のよう

作詞:藤井万利子
作曲:藤井万利子

いつの間にか また此処に車を走らせた
窓を流れる景色 段々近づく波の音
蒼い空を映した海は 遥か遠くまでも続く
白い飛沫の波はまるで私の不安を押し流すように

いつまでも こうして居られるわけじゃない
何かやろうとすれば きっと問題も付いてくるけど
私が今 抱えてるものは小さい事だと思おう
少しでも前に進まなければ何にも始まりはしない

今 全ての事を忘れてみる 波の音だけを聴いていたいんだ

落ちていくオレンジ色に染まる 忘れないように焼きつけて
歩き出そう 激しくうねる時も穏やかに揺られる時も
また迷ったり悩んだりする でも最期の幕が降りるまで
進み続ける 形を変えながらも
これからをずっと くり返す 波のように


2.秋風

作詞:藤井万利子
作曲:藤井万利子

此処にはもう来ないと分かってても
気付けばずっと影を探してた
対向車線、木漏れ日が射すベンチ、
春風吹く桜並木の下

空と太陽を近くに感じた夏
此の場所にきっと…なんて思ってた
人気の途絶えた風景が寂し気に語っている
恋しさ 揺り動かされるように 街へと足を向けた

音も無く通り過ぎる人込みの中
君の姿を求め彷徨う
何時になれば、何時迄待てばいいんだろう?
季節は足早に変わるのに

柔らかな光、遠い甘い香り漂う
その手に触れたい 今すれ違った人!?
幻想? また夢の中

秋風はこんなに冷たく頬を刺す
嘲笑うかの様に感じてしまう
何時になれば、あの声を聞けるんだろう?
凍るような冬が来るよ

音も無く通り過ぎる人込みの中
ずっと動けずにいる私は
何時になれば此処から去って君を
忘れてしまえるのだろう?